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我が家の防蟻処理

仕様

我が家の防蟻処理

どうも、デーです。

先日、我が家の防蟻処理が行われたのでこの機会に紹介したいと思います。

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ボロンdeガード

ということで、見出しに書きましたが日本ボレイト㈱さんのボロンdeガードというものです。

ホウ酸処理済チェックシール

ボロンDEガードはホウ酸系の防腐・防蟻処理剤となっています。

簡単にメリット・デメリットを書いていきます。

〇メリット

・無臭無色で揮発成分が含まれていない

・人体に対して安全である

・水で落ちなければ永続的に効果が続くため、再処理の必要がない(メンテナンスコスト削減につながる)

●デメリット

・水溶性のため水で流れ落ちてしまう

・効果が出るまで時間がかかる、即効性はない

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防蟻処理、できれば全構造材に

我が家ではこのホウ酸を全構造材に処理していただきました。

建築基準法では地面から1m以内の構造材には防腐・防蟻処理を行わなければならないとありますので、我が家はこれでクリアしたことになります。

日本で食害が多いシロアリとしてヤマトシロアリやイエシロアリがいますが、これらのシロアリは土の中からやってきて基礎をのぼり土台や柱などを食べ進んでいきます。

どちらのシロアリも特徴として太陽の光を嫌い湿気を好みます。

生息地域としてはヤマトシロアリが北海道の一部を除き日本全土にいるの対して、イエシロアリは温暖地の沿岸部を中心とした生息地域となっていますが、一度食害にあうと被害が大きくなるのはイエシロアリです。

基本的に土の中からやってくるシロアリの対策として地面から1mの範囲で防腐・防蟻処理をすることになっていますが、近年食害が増えているシロアリにアメリカカンザイシロアリがいます。

実はこのシロアリ、、、土の中からではなく飛んでやってきて軒先などから侵入してくるのです💦

つまり、地面から1m以内を防蟻処理してもアメリカカンザイシロアリに対しての対策にはなっていないのです。

しかもこのシロアリ、名前にカンザイと入っているように乾いた木材を食べるんです💦

なんとも厄介ですね〜!

生息地域は関東を中心にしていてそれほど広くはないようですが、東北でも食害が確認されていることから比較的寒い地域でも安心はできないようです。

そう考えると防蟻処理は1階とか2階とか関係なく全構造材に行った方がより安全ですね!

防蟻対策としては、殺虫剤やホウ酸処理のほかに構造材への薬剤加圧注入もあります。よく聞くのはウェルネストホームさんで使用している通称「緑の柱」ハウスガードシステムですね。

そのほかに木部の処理ではなく土壌を処理する方法もありますが、これについてはアメリカカンザイシロアリへの対策はできません。

いづれにせよ、私としては全構造材に処理は行った方が良いと考えています。

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ホウ酸処理の良いと思った点

私が感じたホウ酸処理の一番のメリットは、無機物で揮発性がないため基本的に効果が続くということでした。

水溶性なので水に濡れることには注意が必要ですが、建設途中の雨ざらしや雨漏り、大量の結露などがなければ効果がずっと続くということですね。これはメリットとしてかなり大きいと思います。

比較として、有機薬剤ネオニコチノイドなどの殺虫剤は揮発性があるため約5年間で効果が薄れ再処理が必要になります。再処理が必要なのはわかるのですが、そのために壁をはがし柱などに薬剤を塗るのは現実的ではありません。

結局のところ再処理できるのは床下から見ることが出来る土台だけなのです。

また、ホウ酸について効果持続が期待できることでメンテナンスコスト削減にものつながるということもメリットだと思います。

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微妙な保証

ただ、日本ボレイト㈱さんの保証に関しては正直微妙に感じています。

15年保証・保証金額300万円というものがありますが、5年毎に有償の定期検査(5万円)は必要になりますし、再施工で10年の保証延長となっているところを見ると、効果は半永久的とは言っているものの自信はないのかな?と感じてしまいます。

再施工に関して言えば、やはりできるところといえば土台、小屋裏のみ(屋根断熱の場合は土台のみ)が現実的ですし。

城東テクノさんの蟻返しつき基礎パッキンのシロアリ保証(無料で10年・1000万円)と比べるとどうしても微妙に感じてしまいますね。

ただ、この辺については企業の利益に関することでもありますし、有機薬剤などの保証は5年が限界ということを考えると良い方なのかな?とも思います。

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その他のシロアリ対策

我が家の場合、ホウ酸処理以外でのシロアリ対策として板金の蟻返しがあります。

板金蟻返しの写真

我が家は、基礎外に断熱材があるため外から蟻道を確認することが困難になってしまいます。そのため、基礎と断熱材の隙間をのぼってきたシロアリがそれ以上のぼることが出来ないよう蟻返しがついています。

ちなみに基礎の断熱材については以前の記事で紹介しましたが、ホウ酸系の防蟻機能付きのパフォームガードとなっています。

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まとめ

我が家は防蟻対策として、ホウ酸処理、蟻返し、防蟻断熱材の使用と複数行っています。

が、それでもシロアリを完璧に防ぐことはできないと考えています。

もちろん、対策は有効だとは思いますが100%は難しい。

最後は人が気づくことが必要で、大切なのは住まい手が家を守る意識を持つこと。今の時期は羽蟻がサインとなることがあります。たとえ食害にあったとしてもごく初期に発見できるよう自分でできる点検はしっかりとしていきたいと思います。

今回はこの辺で。

それでは。

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